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猪熊純 講演会に参加して

2018年04月29日

 先日、建築士会の講演会で シェア空間の設計において多くの実績のある猪熊純さんの講演会に参加しました。日本の若手建築家のトップランナーの一人です。

 
 建築で時代を切り開く視点を持っておられて非常に感銘を受けた次第でした。そのため、現代という時代をよく研究しておられます。 彼が、考える現代という時代の事象は  3人世帯(親2人に子1人) , イノベーションが求められる時代の働き方 , 少子高齢化する時代の新しい福祉 , 共働き世代 , ものを買わない時代の消費 ,地域の過疎化 , インバウンド  ということのようでした。これらの時代背景から読み解いて、新しい暮らし方 , 働き方 , 生き方を提案していくことに主眼を置いているようでした。    具体的な作品事例としては , 渋谷キャスト コレクティブフロア , リノベーションオフィス , 多世代交流センター , デジタルファブケーションカフェといった、人と人が対話をし、つながりが生まれるような空間が実績としても多かったことを感じました。   実績を通して , 生き方を自由にする建築 , 人の営みまでを含めた場のありようが建築という言葉を発せられていました。今後のシェアハウスの可能性も重視されていて、ワンルームのマンションよりも立体的に考えることにより、戸数も増えるため、収支面でも新築で7年で資金を回収できるということでした。    その後、いくつか質問コーナーがありましたが、私は、その土地の気候風土はどのように考えておられますかとの問いを発しました。すると、奈良の土地で行った公共施設の住宅では、その土地の状況をくまなく分析して、寒冷地における住居の解答を模索するとのことでした。具体的には、住戸にサンルームを作っていました。私も東大時代に先行事例研究と自分の論を出す手法をだいぶしごかれましたが、その手法を体得されて , 前に進んでいるとの印象でした。大野先生の社会派の影響も見られ、久しぶりに色んなことを思い出しました。また、他の質問で、いろいろな情報はどのように集められていますかとの問いに関しては、その分野に明るい友人を多く持ち、いろいろ話をすることだとのことです。物腰は柔らかいですが、非常にパワーを持って活動される人柄に最も刺激を受けました。    当方の事務所も、シェアハウスを設計させて頂いて、今後のシェア空間の可能性に十分期待をしております。個人に還元された社会に多様なつながりを産み出すシェアという概念。単一の用途よりも複数の機能が重ね合される複合建築。 具体的には、シェアオフィス , シェアハウス , ダイニングレストラン付ホステル , 道の駅 , 町のコミュニティスペース , 地域連帯型教育施設 , 総合デイケアセンター , シェア別荘等。    様々なつながりの中で , 構造的にも、機能的にも , そして人の精神的な部分も高めていけるような建築や環境のありかたを模索していきたいと考えています。




 


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