CONCEPT

コンセプト

住宅を設計する際には、当然考えるべき、回遊性のある動線計画、収納計画、使い勝手の良いキッチン計画、快適な室内環境を維持する設備計画、地震に強い構造計画といった機能的な事を踏まえた上で、風や光や緑といった自然を取り入れ、空間の喜びが感じることのできる住空間を創造する事を目的としている。そして、現代社会における都心の賑わいとは対照的に、いつも自分が中心にいるような、人間性のある静謐な安らぎの空間を創造し、住んでいる人が充実感を得ることができる空間を目指す。具体的には、住宅にはそのような書斎のような空間が必要だと考えている。
また、積極的に街並みの美しさに参加できるように、四季の変化が感じることのできる庭、テラス、街路を造り、屋内と屋外の空間を緩やかに繋げ、人が住んでいたことが記憶に残る空間を創造する。 これらは、時には地域性のある様々な素材、コンクリート、木、ガラス、石、鉄等で構成されるディテールによって支えられ、それを感じてもらうことが大切だと考えている。

PROCESS

建築のプロセス

1. 始まりは対話から

設計者との対話を通じてお互いに共感が得れればその信頼関係を基礎に建物のイメージを膨らませます。概算設計料金を提示します。延べ床面積(坪)x5.5万円程度とします。料金については人工数や工事金額から算出する場合があります。遠隔の交通料は別途請求します。

2. 調査

建築主の建物への要望や組織の規模・構成を聞き取ります。計画地の環境及び法的規制の調査を行います。全体の予算をお聞きします。

3. 基本計画

建築主の要望や調査をもとにいくつかのスケッチや案を提示し、お互いに話し合いの機会を重ねながら構想を模索していきます。

4. 契約

 基本計画で創り上げられた主旨や内容に十分な理解と合意がなされれば設計監理契約を結びます。

5. 基本設計

基本計画に基づいた設計PLANを作成します。建築主と再度検討を重ねていきます。

6. 実施設計

基本設計を基に具体的な詳細を盛りこんだ実施図面を作成します。実施設計図から工事費用を検討し、見積りへ向けた準備をします。

7. 建築工事費の見積り

各施工業者の見積書を比較検討し適正な価格であるかを査定します。設計書に対する質疑事項の応答を行い施主と相談の上施工業者を決定します。

8. 工事請負契約

施工業者と建築主が設計監理者立会いのもとに締結します。

9. 確認申請

確認申請等の申請手続きを行います。(設計料の60%)

10. 工事着工 地鎮祭

工事監理者は設計図にもとづき工事の内容をチェックします。
 (杭・基礎・躯体鉄筋配筋・コンクリ-ト・防水・建具・内装・設備・造園等)

11. 完成・引渡し

完成検査を行い、各庁の完了検査の立会をします。(設計料の40%)

12. 瑕疵(かし)検査

引渡し後1年かし及び2年かしの立会をします。個人住宅一般の設計から完成までを記載しておりますが建築物の種類によっては設計料・工期等が異なります。